「分かりやすい日本語を書くための」なんて文章家の方から怒られそうで大それた記事ですが、私自身はまだ分かりやすい文章を書けたためしはありません。習得中です。取り敢えずド素人の私が「こんな感じのことを考えて書けばいいのか」くらいの指針を持てた書籍を紹介します。
※ Amazonのレビュー数が多いもの、評価が高いものを適当にポチって何冊か読んだ結果です。
※ 他に良書と言われる書籍をご存知の方がいらっしゃれば、Twitterで教えてくれると嬉しいです。
※ アフィ記事なのでご注意を。
本の紹介
カバー度の「考え方」を理論に変更し、「ハウツー」を実践に変更しました。(unsoluble_sugarさん、u_ron_tyaさんありがとうございます)
カバー度は、星を塗りつぶしている図(★)がカバーしている部分として見てください。
日本語の作文技術 | |||
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この書籍で「文章の書き方」自体を学ぶことができます。例えば、分かりやすい日本語を書くためには「主語を必ず書け」という方針を耳にしたことはないでしょうか?その方針がはたして正確な指針なのか……。分かりやすい文章の中には、主語が省略されていたりする場合もありますよね。そんな疑問も解決します。 他にも関連する書籍を読みましたが、ほとんどこの本に要約されていました。十分な検証もされてますし、文章の書き方はこの書籍を参考にしたら良さそうです。 |
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カバー度 | 理論 ☆☆☆★★★ 実践 | ||
考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則 | |||
書きたい内容のまとめ方が書かれた書籍です。「文章を書き連ねるときは、論理的に考えて書きましょう」なんて言われてもよく分からないですよね。そもそもどうすれば論理的な文章になるのか、人が物事をどうやって理解しているのか、といった話から解説してくれるので参考になります。説明する順番や記述する内容を決める際は、この書籍を参考にしたら良さそうです。 | |||
カバー度 | 理論 ★★★☆☆☆ 実践 | ||
理科系の作文技術 | |||
上記の2冊でほとんどカバーできるのですが、「説明書」「仕様書」「設計書」など正確さが求められる文書の場合は若干意味が変わってきます。「理科系の」とあるだけあって、正確に記述する必要がある文書はこの本を参考にしたら良さそうです。ただし、「日本語の作文技術」で否定されている内容を推奨していたり、著者自身が明確な方針をまだ見つけられていないセンテンスがあったりするので、一部気をつけて読む必要がありそうです。(著者自身が断りを入れています) | |||
カバー度 | 理論 ☆☆★★★☆ 実践 | ||
日本語練習帳 | |||
単語をどう選択するのか、というセンテンスがとてもためになりました。例えば、意味と意義の違いだとか、思うと考えるの違いだとかそういう話です。文法なども記載されていますが「日本語の作文技術」とかぶっている箇所も多いです。ただし問題形式なので練習になります。 | |||
カバー度 | 理論 ☆★★★☆☆ 実践 |
まとめ
分かりやすい文章と分かりにくい文章は何が原因でその2つを隔ててるのか、これを理解しておけばブログにかぎらず後々役に立ちそうな気がします。「日本語の作文技術」の著者いわく文章の書き方自体は技術だそうです。ハウツーであれば取り敢えずやってみるのもアリじゃないかなと思います。
結果が見えるのはまだまだ後でしょうけど、「分かりやすい記事ですね」と言われるようになったらいいなあ。
関係ない話ですけど、「日本語の作文技術」も「理科系の作文技術」も自分が生まれる前に第1版が出てるんですねえ。